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偽予告・聖剣 Kanon 伝説3


 一人の少女が旅立った。

 ただの一度も敗北を知らなかった少女は、ただの一度の戦いで世界の広さを知った。

 剣を頼りに生きてきた。しかし、それはたった一人の魔導師の前では何の役にも立たなかった。

「私は………あの魔導師に勝ちたい。だから旅に出る」

 彼女は旅立つ。草原の国フォルセナを。

 名を、川澄舞と言う。









 一人の少女が泣いている。

 たった一人の、とても大切な、とても大好きな姉。彼女を追って、神殿を抜け出した。

 目の前で奪われる姉。何もできない自分を歯痒く思い、無力を嘆く。

「連れて行かないで下さい! たった一人の大切な姉なんです!」

 彼女は叫ぶ。声無き声で。

 名を、美坂栞と言う。









 一人の少女が懺悔する。

 いつも一緒に暮らしてきた、一匹の猫。楽しい事も、悲しい事もいつも一緒に乗り越えてきた。

 猫は突然、彼女に襲い掛かる。身を守る為、自らの手で親友とも言える猫を殺めてしまう。

「ごめんね…… ごめんね、ぴろ………」

 彼女は誓う。必ず蘇らせると。

 名を、沢渡真琴と言う。









 一人の少女が決心する。

 風に守られた自然の要塞、風の国ローラントの王女にして、アマゾネスの若きリーダー。

 止む筈の無い風が止み、突如戦火に包まれる城。消息を絶った大切な弟。

「お父様……必ずここに戻ってきます。一弥を連れて」

 彼女は歩み始める。終わりの見えない道を。

 名を、倉田佐祐理と言う。









 一人の少女が裏切られた。

 変わらないと思っていた日常。魔法を習い、失敗し、そして怒られ、先生から逃げる。

 聞いてはならなかった密談。信じていた物が崩れ去る。

「お母さんが………私を生贄にしようとするなんて………」

 彼女は逃げ出す。何時の日か母が振り返ると信じて。

 名を、水瀬名雪と言う。









 一人の少年が走り出す。

 いつものように、荒稼ぎをしている悪徳商人から財宝を盗み出し、持ち帰る。

 既に死んでいた首領。操られる親友。呪いを掛けられた想い人。

「やられっぱなしで済むと思うなよ!」

 少年は突き進む。己の信念の下に。

 名を、相沢祐一と言う。









 大樹の元に、妖精達が集う。

 世界の異変に気付き、それを止めるべく飛び立つ。

 次々に力尽きる同胞達。皆の想いを背負い、一人飛び続ける。

「もう……ダメかも……」

 彼女は信じる。必ず世界は救われると。

 名を、月宮あゆと言う。









 役者は揃った。

 これより語られるは、英雄達の叙事詩。

 女神に導かれ、聖剣を巡る戦いに巻き込まれる者達の物語。

 全ては成るべくして成った。

 始めよう、世界を救う冒険を。











          続きませんから





    執筆後期(仮)

シロ「聖剣やりてぇー!」

祐一「うっさい」

シロ「オープニングだけでいい! 俺に聖剣3を!」

祐一「うるさいと言ってるだろうが! ていっ!」

シロ「ぐふぅっ!」

祐一「落ち着いたか?」

シロ「……ああ、何とか」

祐一「じゃ、今回のコレの説明をしとけ」

シロ「うぃ。まあ一言で言うとコレは妄想の塊ですな」

祐一「次、配役」

シロ「まずはメインから。舞はデュランで、栞がシャルロット。んで、真琴がケヴィンだ」

祐一「ふむふむ」

シロ「佐祐理さんがリースで、名雪がアンジェラ。で、最後に祐一がホークアイ」

祐一「次はサブだな」

シロ「香里がヒースで、ぴろがカール。一弥がエリオット、北川はイーグルって感じだな」

祐一「一人出てない気がするんだけど……」

シロ「ふっふっふ……ご心配なく。ジェシカ役は天野美汐嬢だ!」

祐一「………マジか?」

シロ「本気と書いてまじです」

祐一「マジなのか……」

シロ「もう一人忘れてる気がするけど……… ま、いっか」

祐一「いいのかよ!」



シロ「今回のコレは勢いだけで書いたようなものだから連載予定はありません」

祐一「じゃあ何で書いたんだ?」

シロ「ウチにある聖剣3のROMがバグってるからやれない欲求を爆発させた」

祐一「勿体無い事するなぁ……」

シロ「反響があって、かつ余裕があれば頑張ってみるかもよ?」

祐一「結局『かも』じゃねーか」

シロ「気にしないでくれ……」

祐一「んじゃ、今回はこれで」

シロ「とりあえず俺に格安で聖剣3を譲ってくれる人が現れるのを待ってまーす」

祐一「もう黙っとけって……」






管理人感想
あ〜、何なんだろう?
このデジャビュ(既視感)……。
どこかで見たことあるような、肩すかしぶり……。
私のスパロボSS予告と同じ匂いを感じる…
でも、これは一発ネタで留めているからまだいいか…。