ハスミ書房がお送りする 射命丸文×東風谷早苗 『風よ伝えて』
文が早苗に初めて出会ってから、
彼女の心が揺れ動き恋に落ちるまで……。
恋物語が始まります――
-あらすじ-
時は風神録異変、文は霊夢をやり過ごした後、
その姿を写真に収めようと、足跡を追うのだが、
途中で少女に出会い……。
それが東風谷早苗との出会いだった。
-はじめに-
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「痛たたたた……霊夢は相変わらず、容赦ないわね……」
幻想郷の表の管理人たる巫女に手酷くやられた体を引きずりながら、彼女の足跡をたどる。
此方は体裁だけでいいのに、霊夢は本気にしてくれちゃうんだから……。
体が動くまで休んでいたので、大部遅れをとってしまっている。お楽しみのイベントはもう終わってしまっただろうか? あわよくば、写真に収めておきたいのだが。
よたよたと蛇行しながらも、山の神社への道を行く。
神社へとたどり着くと、青、白、緑と特徴的な色合いの人影が倒れこんでいるのが見えた。
山の巫女もやられたのか……。
随分と霊夢に後れをとっている。そんな事を考えていたら、神社の先にある湖の方で閃光が走るのが見えた。どうやら、本格的に急いだほうが良さそうだ。
スピードを上げて、神社を飛び越して幻想郷の空を翔ける。
が、先程の巫女の事が気になってしまう。ちょっと悩むが――。
「あぁもう! こんなだから、出世ができないのよ。私は!」
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コミックマーケット83 2日目 日曜日 タ39b ハスミ書房
『風よ伝えて』 A5 36p
会場頒布価格 500円
委託
絶賛予約受付中
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